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残留農薬の自主検査ガイドラインについて~農産物検査センター通信~

オホーツク農協連では『安全・安心』なオホーツクブランドの確立と産地のイメージアップを図るため、残留農薬自主検査に係るガイドラインを掲げています。

ガイドラインの内容を要約、抜粋してご紹介しますと、

・出荷前に残留農薬自主検査を行うよう呼びかけをする

・残留農薬自主検査を通じて、農薬適正使用基準・方法の啓発を図る

・残留農薬自主検査の実施に努め、ユーザーに安心して選んでもらえる産地を目指す

といった内容となっております。

その中でも今回は“残留農薬自主検査を通じて、生産者に農薬適正使用基準・方法の啓発を図る”についてお話したいと思います。

農産物検査センターには年間を通してJAからさまざまな農産物・青果物の検査依頼を受けています。

どの作物も生産者さんが時間と手間をかけ、心を込めて育てたものばかり!(作物から生産者の思いが伝わります!)

しかしながら、生産者が個々にどれだけ注意しても農薬が残留するリスクは常にあります。

たとえば、天候を確認していても突風で農薬が飛散し、他の作物に付着してしまうことがあります。(これを「ドリフト」と言います。)

1 農薬のドリフトイメージ図 

出荷前に自主検査の形で残留農薬検査を行うことで、農薬を適正に使用しているかに加え、思いもよらない事故がないかを確認をすることができ、安心して消費者へお届けすることができます。

また、どのような時に残留農薬が検出されるかの事例をJA担当者に共有することで、農薬の適正使用のさらなる啓発にもつながります。

 

オホーツクには旬の美味しい農作物がたくさんあります。

オホーツクの農作物は美味しいだけではなく、『安全・安心』であることをよりたくさんの方に知ってもらうためにも、ガイドラインを通じて、残留農薬自主検査の大切さを発信し続けてまいります。

 

次回は、検査センターでは残留農薬検査以外にもこんな検査も行っております、ということで、「コムギ縞萎縮病・萎縮病検診」について紹介していきたいと思います。

  

  

※ 農産物検査センターでは、オホーツク地区JAグループが一体となった残留農薬自主検査によってオホーツク地域農産物の安全・安心を確認しております。その他、JAの営農指導への活用を目的に秋まき小麦の「コムギ縞萎縮病」「コムギ萎縮病」の検診も実施しております。

  1. 出典:「ホクレンの営農情報誌アグリポート」2018.08VOL14よりhttps://agriport.jp/rice/ap-12924/ ↩︎

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